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午前9時前にはサンディエゴのバスデポにつく。ロスのダウンタウンから比べると断然環境はいい街と言う印象があった。とにかく疲れていたので、友人とともにYMCAを探し、1泊する事にする。シャワーをまず浴びるためバスルームに行くとなんとトイレのドアが全部なかった。ほかのYMCAでもドアがないのはあったが、全部が全部ないと言うのはここが初めて。後でほかの階にも行ってみたが、やはりドアのあるトイレはなかった。
シャワーのあと午後2時過ぎまで眠る。
サンディエゴでは何を見て何をしたのか全く記憶にない。日記によると夜友人と街を歩いていて他のメンバーと偶然会ったとだけ書いてあるだけ。

d0000995_17335266.jpg翌朝、友人はここからメキシコのティファナに行くと言うので私も国境の街San Ysidroまで行って見る事にした。出来れば私も行ってみたかったのですが、当時は一時旅券は訪問国を事前に申請しておかなくてはならない制度があり、私はメキシコに行くことは無いだろうと思い、アメリカとカナダしか申請しませんでした。このためメキシコには入国できなかったのです。彼がイミグレーションのゲートの向こうに行くのを見送り、私はロサンゼルスに戻るバスが出発する時間までそのあたりを歩き回ったり、店を覗いたりして時間をつぶしました。
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やがてバスが到着、再びロサンゼルスに戻るバスの旅が始まりました。
走り出してどのくらいだったのかはっきり覚えていないのですが、検問所のようなところがあり、バスが止められ警備員のような人がバスの中に入ってきてパスポートの提示を求め始めました。おそらくメキシコに近いのでメキシコからの不法移民の取り締まりのようなものだったのでしょう。彼らを見て、私はちょっと不安になりました。
覚えているでしょうか?私が入国した時に押された滞在許可のスタンプはたったの2日だったこと。帰りのチケットを所持しているという書類を見せれば問題ないと言われてはいましたが、警備員からいちゃもんをつけられたらどうしようかとか、ここで強制送還になったりしたらどうしようかとか悪いことが頭の中を駆け巡りました。もう旅も終わりに近く、アメリカの主要な都市は巡ってきたので、強制送還になったらなったで仕方がないかとか思ったりしました。
ついに警備員は私のところに来てパスポートの提示を求めました。私はパスポートと一緒に例の書類を警備員に渡しました。何とかこれでこの場をしのげるようにと祈るような気持ちでした。
その警備員はしばらくパスポートと書類を見ていましたが、自分では判断しかねたのか待って居ろと言いパスを降りてオフィスへ戻っていきました。しばらくしてその警備員が戻ってきて
「お前はここで降りろ」と命令、バスを降ろされてしまいました。ああ、ついに強制送還か。目の前が真っ暗。バスの乗客は私を犯罪者か何かと思っているのではないかと思うと後ろめたい様な気持ちさえしてきました。私は小さな部屋に入れられそこで待って居ろと言われました。窓からは停車しているバスが見えました。調べが済むまで私を待っていてくれるかと思いきや、非情にもバスは私を残して出て行ってしまいました。見捨てられたような淋しい感情が湧いてきました。
そして更に犯罪者になったような気分さえしてきました。
果たして私の運命やいかに・・・・・。
by Marrrsan | 2006-06-27 17:17 | Trackback(1) | Comments(10)