人気ブログランキング |

コミカレ留学記  14

運命の学生展



毎年春の学期末には美術とコマーシャルアート専攻の生徒たちによる学生展が
コミカレのギャラリーで行われます。その学期に履修していた学科の自信作などを数点
選んで、この展覧会に参加できます。
私は美術とコマーシャルアートの両方とも履修していたので、2回に分けて参加できました。
美術系の方は審査員がいて賞が与えられました。賞といっても何等とかのリボンが飾られる
程度のものでした。私の出したインクのドローイングが何かの賞に選ばれました。全然期待していなかったので、クラスメートにそれを知らされて、担がれていると思いました。ギャラリーに行って、私の作品にリボンがついているのを見て、初めて実感が湧き嬉しくなりました。

それからしばらくして、今度はコマーシャルアートの作品展が開かれました。私にとっては
こちらの方が専攻だったので、オープニングにも出ました。予想外に多くの人が訪れ、
オープニングは盛況でした。この日はナイトクラスもあり、授業の合間に展覧会を見に来る
人もいました。私の出したエアブラシの作品は注目を集めていました。自分の作品の前に
立っていると、肥満気味の中年の女性が寄ってきて話しかけてきました。
「これはあなたの作品ですか。素晴らしいですね。」
まあ、嬉しいですがほとんどの人が言う定番の言葉でした。お世辞も入っているので
軽く受け流しました。その女性はいろいろ私のことを質問してきました。
私は自分が日本から来た学生で、日本の大学を出てしばらく働いて、何かそれまでと違った事をしたいと思いアートを勉強にアメリカへ来たということを手短に話しました。
するとその女性は名刺を出して、
「私はニューオーリンズ大学で国際学生課のディレクターです。これだけの才能があるなら
うちの大学に来て見ませんか?ぜひ来て欲しいですね。日本で大学を出ているなら
大学院の芸術学部に応募してみませんか」
私は大学院にいけるほどの者ではないと思っていたので、驚きましたが、大学院という言葉に惹かれました。

それからは、大学院と言う言葉に魅惑され、そしてまだ日本には帰りたくなかったので、だんだん気持ちがコミカレ卒業後は大学院と言う選択肢に傾いていきました。
トラックバックURL : https://marrrsan.exblog.jp/tb/8835379
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by genova1991 at 2008-10-28 13:43
あ!そうなんだ!!
コミカレから大学院へ進学される事情を存じ上げないのですが、
スカウトされたのですね^^v
才能は見出されるということで。
でも、どうして版画を選ばれたのかは、
これからのお楽しみですか?つづく?
Commented by Marrrsan at 2008-10-29 09:53
●genovaさん
スカウトと言う感じではありませんでした。
とにかくこのディレクターの誘いに似た言葉に動かされた
ことは確かで、私の今の運命を決めた言葉だったかもしれません。
このあと、大学院時代も書こうかと思ってはいます。
Commented by chihironote at 2008-10-30 00:41
お久し振りです、こんにちは。
Marrrsanの体験記、とても興味深いです。やはり作品が全てなんだなぁと思いました。そして運命の素晴らしい出会いだったんですね。

そだ、個展とグループ展、無事に終えられおめでとうございました。
Commented by Marrrsan at 2008-10-30 13:09
●chihironoteさん
あの時に国際学生課のディレクターにあっていなければ
今の自分はいなかった気もしますから、本当に偶然の
出会いと言うものはわからないものです。
by Marrrsan | 2008-10-28 13:38 | ・留学記 | Trackback | Comments(4)