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北杜夫  「少年」

d0000995_9483511.jpg本格的に本を読み始めたのは高校に入ってから。でも、日本文学というとなぜか内容が暗いというイメージがあって(おそらく芥川とか太宰のように自殺した人が多いというイメージ)あまり読む気がせず、もっぱら西洋文学を中心に読んでいました。

その私の気を変えさせたのが北杜夫の作品でした。特に「どくとるマンボウ航海記」などは声を出した笑ってしまうところが多々あります。以来、北杜夫の作品をかなりの数読破しました。
 
ここで紹介する「少年」という作品は彼がまだ大学生だった20代前半に書かれた作品で、かなり稚拙な部分もあるのですが、そこがまた魅力にもなっています。
彼の初期の代表作である「幽霊」の習作的な作品でもあり、どくとるマンボウシリーズに通ずるユーモアのある表現もあちらこちらに現れています。主人公の旧制中学生生活の描写は
「どくとるマンボウ青春記」にも通じます。一番最後の部分はまさに「幽霊」の最終部分とかなり類似しています。

「幽霊」と「青春記」をあわせて読むとさらに楽しめる本だと思いました。

「青春記」と「少年」を読み、舞台となった松本に憧れたものでした。
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Commented by lanova at 2005-05-13 06:28
北杜夫の小説って「コース」だか「時代」だかに連載されてませんでしたっけ?「どくとるマンボウ青春記」だったかなあ。いい加減な記憶なので、まったくのガセかもしれません(スンマセン)。
Commented by genova1991 at 2005-05-13 19:40
「少年」って、昔からありましたっけ?
記憶喪失です。
頭の中が幽霊。
今日お蕎麦屋さんのカウンターに「北杜」というウィスキーが並んでいるのを眺めてました。山梨県の新しい市の名前のようですが(そこにサントリーの工場があるようです)北杜夫さんを思い出しました。お嬢さんがサントリーに勤めているし、全くの無関係とは思えない私でした。
Commented by genova1991 at 2005-05-13 19:42
P.S.飲まないま~さんには無関係ですが、サントリーといえば100万円のウィスキーが即日完売されたそうです。ウィスキー1本に100万出す人が沢山いるのですねぇ~・・びっくり!
Commented by Marrrsan at 2005-05-14 09:41
novaさん>
私もはっきりとはいえないのですが、多分それは「ぼくのおじさん」という作品ではないでしょうか?初版が旺文社から出ているので「時代」に掲載されたものかもしれないですね。

けこさん>
いつをさして「昔から」なのか分かりませんが、「少年」の初版は1970年に出版されています。

何が違うのでしょうか100万円のウィスキー。
ブランド品に大金払う人もいますから、不景気とはいえ
日本人は金持ち?
Commented by genova1991 at 2005-05-14 10:45
昔は1970年より昔です。
後から出た本なのですね。
(それにしても記憶が戻りません。)

100万円のウィスキーは50年物だからだそうです。
日本で50年物のウィスキーなんてないからですって・・・
美味しいのでしょうか?50年物?
飲まないから関係ありませんが、、、
by Marrrsan | 2005-05-12 09:50 | ・懐古的本棚 | Trackback | Comments(5)