ランディグラ (Lundi Gras)
2006年 02月 28日
この日の儀式としては明日のマルディグラでパレードをするカーニバルのキング「レックス(LEX)」と黒人のグループ「ズールー(ZULU)」がダウンタウンのスパニッシュ広場で出会い祝杯をあげます。ズールーのキングは船でスパニッシュ広場に到着します。
このランディグラに行われる儀式はそう古くなくせいぜい20年そこいらのものです。
夜までスパニッシュ広場からつながるウォールデン公園でいろいろな催しが行われます。
さて夜は2つのパレードがセンイントチャールズ通りにあります。
「プロテウス」と『オルフェウス』です。『オルフェウス』は新しいパレードの団体で、ニューオーリンズ出身のハリー・コーニックJr が主体となって造られた団体です。彼のハリウッドとのコネを利用してこのパレードにもスターが登場します。今年のグランドマーシャルはマーシャルアーツやアクション映画で有名なスティーブン・セガールです。
今年はこのほかに若い女優スカーレット・ジョハンソン、NBCのTODAYのお天気担当のアル・ロッカー、なども参加していました。
フロートの見所は蒸気機関車を模した豪勢なフロート。正面から見るとホント蒸気機関車です。3,4台客車がつながった長いフロート。
オルフェウスもとても豪華で見ごたえのあるパレードです。
今回はフロートだけではないというところをお見せします。
兵隊さんの行進などもフロートとフロートの間にあります。
フランボーと呼ばれる火のついた棒を振り回しながら練り歩くグループ。これは危険というので一時禁止されましたが、人気があり復活しました。
ストリートカーを模した車にバンドが乗っていて音楽を演奏しながら進みます。
こんな具合にフロートだけでなく、フロートの間にはいろいろなアトラクションがあります。今回上手く写真が撮れませんでしたが、学生のブラスバンドや、チアガールの踊りなども入っています。
やはりハリケーンの後のマルディグラなのでメディアも興味を示して報道しているのでしょうね、日本でも。とにかく知ってもらえるのはいいことでしょう。今日も歩き回って疲れました。
●ladyさん
いろいろな不都合はいろんなところで起こっていますね。
でもこんなときだからこそ1日だけでもいやなことは忘れて楽しむことも精神的には必要なことかもしれません。
●novaさん
例年通りを期待するほうが無理な状態ですね、今は。
とにかくできる限りのことをして、数日思い切って楽しむことも重要です。
観光客もただ自分たちが楽しむというだけでなく、ニューオーリンズでお金を使うことにより街に貢献しているということを言っていますがその通りです。街の収入の多くが観光に頼っている街にとってはより多くの観光客がニューオーリンズに戻ってきてくれることが街の復興にもつながるのです。いろいろな批判もありますが、マルディグラにより観光客が落とすお金が市の税金となり復興の手助けになっていくということも忘れてはならないことでしょう。