トレーラーハウスは嫌われ物
2005年 12月 16日
災害の被害者用に日本なら仮設住宅というプレハブの家を急遽作って、避難した人をそこに住まわせます。
こちらでは仮設住宅でなくトレーラーハウスを供給します。
ハリケーンで家を失った人たちのために政府はこうしたトレーラーハウスを供給していますが、
それをどこに設置するかとかでもめたりしています。
FEMAは街のプレーグラウンド、駐車場とか空き地にどんどん持ち込んで設置したのですが
その設置された近所の人たちが苦情を言って、場所によっては撤去や少なくとも数の減少を余儀なくさせられています。
反対者はまず、プレーグラウンドに設置すること自体に反対しますが、その理由の裏には貧しい人たちが近所に移り住むことを快く思っていないということがあるようです。
また、確かにもっと設置に適した場所があるのになぜ街中のプレーグラウンドに設置しなくてはいけないのかその理由もわかりません。どこにトレーラーを設置するか市長はその権限を自分が持とうとしましたが地区の議員に反対され、その意見に対する拒否権を行使しましが、それも多数の議員によって反対されてしまいました。
市長は元の市民に街に戻ってきて欲しいと訴えていますが、こういった住宅問題が全然解決していないのにただ戻ってきて欲しいというのはどうでしょう。
一ついいニュースは本日ブッシュ大統領がコングレスにしっかりした堤防を作るために相当のお金を出すことを請求したことです。大統領のバックアップでハリケーンに耐えうる堤防が出来ることにより、市長も街は安全になるから、住人に戻ってきて欲しいと声高に言えるでしょう。今日まではしっかりした堤防が作られるのかどうかもはっきりしていなくて、戻るべきかどうか迷っていた住人が多かったと思います。
しかし少し引っかかるのは大統領はコングレスにrequestしただけなんですよね。議会がこれに合意しなくては実際にはお金は出ないのですが、、、、。