光と影
2005年 11月 23日
先週の金曜日に撮影されたという土曜日のニューオーリンズの新聞にのった夜のニューオーリンズの写真です。
昼間はわかりませんが、夜になるとその被害にあったところとあわなかったところの差が歴然とわかりますね。
真ん中の運河を挟んで左がニューオーリンズの隣の街メタリー。水害にあわなかったこちらの街は電気が通っていて明かりがコウコウとついていますね。それに反し運河の堤防が壊れ水害の被害にあった右側のニューオーリンズの街は電気がなく真っ暗です。天国と地獄の差の様。
ニューオーリンズでも私の住む地域は幸い水害にあわなかったので、電気は通っていますが、ちょっと離れると電気のない真っ暗な街になります。
光と人で溢れていたオープニングの夜を思うと、一方ではこのように真っ暗な地域の方が街の大部分を閉めているという事を忘れてしまいます。
夜のNO、怖いですね。
復興が進んでいるというのは特に水害にあわなかった地域ですね。水害にあった地域はまだまだひどい状態で、電気も水道もガスも復旧が遅れています。
●さむさん
電気がある生活が普通と思っていると、電気がないと如何にこの世の中が真っ暗になるか思い知らされますね。
こんなのが本当の今のニューオーリンズの現実なのでしょうね。
電気の通っている所に住んでいると同じニューオーリンズにいても
ぜんぜん異なった体験をしていることになります。
この写真がある意味今の本当の姿なのではないでしょうか。
水害に見舞われなかった幸運な地域はどんどん人が戻り、正常になりつつありますが、それはニューオーリンズ全体から見たら3分の1以下なのではないでしょうか。
幸運の20%の町の部分に住んでいると、ハリケーンカトリーナが来た事さえ嘘のよう。