足利市立美術館
2012年 10月 19日
友人のブログに「木下晋展」のおしらせがあり、そこにあった彼の作品のイメージにひかれ、また鉛筆画だという事にも魅かれて初めて足利まで行ってきました。
この展覧会は平塚市美術館からの巡回展覧会のようでした。
ほとんどの作品がかなり大きな作品ですが10Bから10Hの鉛筆で描かれた作品でした。これほど大きな作品だとは思っていませんでした。「祈りの心」と題された展覧会で合掌した手の作品にはパワフルなメッセージを感じられました。
ただ正直に言うと美術館の左側にあるギャラリーに展示されている木下の作品には個人的に不快感だけを感じ、とても見ていられませんでした。すぐにも展示場を出たい気分になりました。どんな作品があったかと言うとらい病患者の大きな顔の作品群がありました。アメリカでの展覧会なら入口に「こちらの展示は見る人には不快感をもようさせるかもしれません」と言った警告がなされていたでしょう。
私としては後味の悪い観賞になってしまいました。これもアートの力なのでしょう。私はこういう作品は描きたいとは思いませんが、批評家には受けそうな作品でしょうね。