少女漫画:月刊誌時代
2005年 08月 01日
当時あった少女漫画雑誌というと「少女クラブ」「少女ブック」「少女」「なかよし」「りぼん」「ひとみ」といった月刊誌でしたが「なかよし」「りぼん」以外はあまり長続きせず廃刊、休刊していったと記憶しています。
少女漫画というとあの星がキラキラと輝く顔の半分以上を占めるようなどでかい眼を持つキャラクターに辟易、またやたら背景に花が咲くという構図で漫画好きの私もああいった図柄についていけず苦手でした。
その頃の少女漫画というと、母娘物、バレリーナを目指す少女といった内容の作品が主流だったような気がします。そんな中で手塚治虫の「リボンの騎士」は毛色が違っていて好きでした。もうひとつ記憶に残るのが動物物で「ペスよ尾をふれ」という作品があります。正直、内容ははっきり覚えていませんが、主人公のスピッツがいろいろな事件に巻き込まれるような、はらはらする内容のものだったような気がします。
当時(1960年代初頭)月刊誌時代の少女漫画は多くは男性漫画家によって描かれていました。女性漫画家は少なくて(ここではストーリー漫画を描く漫画家を意味します。ゆえに「サザエさん」の長谷川町子は除きます)、牧美也子、わたなべまさこ、上田としこ、細川知栄子、水野英子といった人くらいしかいなかったのではないでしょうか?そのためおそらく男性から見た女性が描かれ、女性の視点でかかれた作品は少なかったのではないでしょうか?今でこそ少女漫画は隆盛していますが、私たちの世代の頃は少年漫画から比べるとマイナーな存在だったような気がします。検索しても50年後半60年前半の少女漫画についてはあまり見つけられません。70年に入るまで漫画文化は少女の間ではあまり大きな比率を占めていなかったのでしょうか?このあたり同世代の女性に伺いたい気もします。
続く
そうですね、長谷川町子も活躍していました。ここではストーリー漫画家という意味で書いています。直しておきました。
・・・去年、弥生美術館でミュージアムグッズを見ていて1960年代に大人気だった今村洋子「チャコちゃん日記」ポストカードを見つけました。もちろんすぐに買いましたが、ながめるうちにタイムスリップして、6年生の暑い夏休みに・・・(^.^)
今アマゾンを検索しましたが、どこにもないですね~。ないと益々手に入れたいです。
少女漫画はそれほど詳しくないです。姉、妹が読んでいたのをたまに
見た程度でした。あの目と花柄背景がどうも、、、、。
そういえばいましたね、今村洋子。なんとなく思い出しました。