d0000995_9483511.jpg本格的に本を読み始めたのは高校に入ってから。でも、日本文学というとなぜか内容が暗いというイメージがあって(おそらく芥川とか太宰のように自殺した人が多いというイメージ)あまり読む気がせず、もっぱら西洋文学を中心に読んでいました。

その私の気を変えさせたのが北杜夫の作品でした。特に「どくとるマンボウ航海記」などは声を出した笑ってしまうところが多々あります。以来、北杜夫の作品をかなりの数読破しました。
 
ここで紹介する「少年」という作品は彼がまだ大学生だった20代前半に書かれた作品で、かなり稚拙な部分もあるのですが、そこがまた魅力にもなっています。
彼の初期の代表作である「幽霊」の習作的な作品でもあり、どくとるマンボウシリーズに通ずるユーモアのある表現もあちらこちらに現れています。主人公の旧制中学生生活の描写は
「どくとるマンボウ青春記」にも通じます。一番最後の部分はまさに「幽霊」の最終部分とかなり類似しています。

「幽霊」と「青春記」をあわせて読むとさらに楽しめる本だと思いました。

「青春記」と「少年」を読み、舞台となった松本に憧れたものでした。
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  石川セリの曲を初めて聴いたのはやはりラジオのリクエスト番組でした。その時にかかった曲は「フワフワ・WOW・ WOW」という曲でした。。みなみらんぼうの作詞による曲で軽快でアップビートな元気が出てくる感じの曲で、アレンジ、石川セリの声に惹かれました。レコード店でこのアルバムを見つけ、当時一番のファンであった荒井由実が何曲か曲を提供しているということもあり、迷わず買いました。
 
 「フワフワ・WOW・WOW」も収録されていて、早速聴いたところ私がラジオで聞いたものとは曲のアレンジが全然違いショックでした。おそらくラジオで流されたものはシングル用にアレンジが変えられていたものだったと思います。シングル版を探しましたが当時見つけられませんでした。ラジオから録音したものを持っていて、今でもそのシングル・バージョンのほうが断然好きです。

  アルバムには荒井由実の曲は3曲あり「朝焼けが消える前に」と「霧の桟橋」は作詞・作曲を手がけ、「ひとり芝居」では曲だけを提供しています。この3曲とも好きですが「霧の桟橋」が1番好きな曲です。詩のイメージが聞きながら目の前に浮かんでくるような上手い状況描写の詩です。(ちょっとクリシェといえばクリシェなのですが)
  
  「優しい関係」という曲は昔、浅丘ルリ子が歌った「愛の化石」を彷彿とさせる曲で、ほとんどの部分が歌というより詩を読んでいるという曲です。詩と詩の間に「ララーラー・・・」と歌うほかは詩の一番最後の部分になるまで詩を読んでいるだけです。最後の部分だけメロディに合わせ歌っています。

  アルバム最後に収録されている曲が「遠い海の記憶」という曲です。私は全く記憶になかったのですが、この曲はあのNHKの少年ドラマシリーズの「つぶやき岩の秘密」というドラマの主題歌だったということです。
 
  当時、3年の沈黙を破って発表されたというこのアルバム、私としてはほとんどの曲が気に入っているアルバムです。(「フワフワ・WOW・WOW」がシングルバージョンだったら完璧)

  なおご存知の方も多いと思いますが石川セリは井上陽水と結婚しました。

A面                       B面
   朝焼けが消える前に             ひとり芝居
   霧の桟橋                    SEXY
   ときどき私は・・・                TABACOはやめるわ
   虹のひと部屋                  優しい関係
   なんとなく・・・                  フワフワ・WOW・WOW
   さよならの季節                 遠い海の記憶 

発売元:日本フォノグラム株式会社/ フィリップスレコード    1976
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d0000995_20535111.jpg  日本テレビのいわゆる「青春物」シリーズの第1作にあたるのがこの作品でした。昭和40年の10月から1年間に渡って放送されました。
  ストーリーはアメリカ帰りの若い型破りな教師が田舎の高校でラブビー部のコーチをやりながら生徒とのふれあいなどを描くある意味当時の現代版「坊ちゃん」的なものだったように思う。
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  青春シリーズではこの作品だけ原作があります。東京都知事の石原慎太郎の小説をテレビ化したものでした。今回ちょっと調べて知ったのですが実はこの作品このテレビ版の数ヶ月前に石原裕次郎主演で映画化されていたのですね。わたしは映画版の存在は全く知りませんでした。

d0000995_20545638.jpgテレビ版では主演が夏木陽介で、東宝系の役者が多く出ています。マドンナにあたる女教師に藤山陽子、生徒として岡田可愛が出ています。他に寺田農、藤木悠(当時は痩せていてハンサムだった)、宮口精二、有島一郎、加東大介、平田昭彦、山茶花究(さざんかきゅうとはふざけた名前)といった顔ぶれがレギュラーで出演していました。
第27話をなんと倉本聰が書いていたそうです。

主題歌「若い明日」を布施明が歌っていました。
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d0000995_11494320.jpg天上の華 油彩画  2002 個人蔵 (New Orleans)

普段はあまり花の絵は描かないのですが、この年所属するグループで「はな」をテーマとする展覧会をやるというのと個展もあったので、集中的に花の絵を描いていました。
マンジュシャゲですが、日本だとお彼岸とかを連想し、どこかあまりいい雰囲気をもたない花かもしれません。実はこのマンジュシャゲは日本のものではなく、ニューオリンズの以前住んでいた家の前にある小さな前庭にある年突然咲いたもの。珍しくて花瓶に飾っておいたものを写真にとっておいたものです。ただきれいに咲いているものより少し枯れ始め花弁が垂れ下がり始めた方が好きで、この写真を撮ったようです。いつか絵に描こうかと思いながら数年が経ち、このグループ展のときに描くことにしました。
個人的には気に入っていましたが、日本ではやはりマンジュシャゲの花は絵としても飾りたいという人は少なくあまり人気はなかったようでした。
アメリカに持ち帰って、翌年の個展の時に展示したところ気に入った人がいて売れました。
辞書を見たら「マンジュシャゲ」とは天上の華という意味があるというので、絵の題名は「天上の華」としました。
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   その頃わが家にはまだテレビはなく、テレビのない家の子は友達や近所のテレビを持っている家に行き番組を見せてもらっていたものでした。昭和36年(1961)というと私は小学校2年生でした。裏の家にテレビがあり同年代の友達がいたのでよくテレビを見せてもらいました。
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その頃でよく覚えているのが「恐怖のミイラ」です。
気味の悪い音楽、レンガの壁に写る謎の影、そして女性の悲鳴。
番組のオープニングから子供を怖がらせるには充分の演出が
施されていました。
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ストーリーははっきり覚えていません。ただエジプトから持ち帰った
ミイラが生き返り、街をさまよい人を殺していくというような話でした。
あまりの怖さに見るのを躊躇しながらも、やはり見たいと思っていました。
でも実際番組が始まり、ミイラの出番が(あまり顔とかはうつさなかったと思います)
来ると目を閉じてしまうような感じで見ていたようでした。
これを見た後はすぐそばなのに暗闇からミイラが出てきそうで
怖くて家に帰れなかったような記憶もあります。
もう少しあとに再放送で見た時でもその怖さは薄れていなかったと
思っています。
ネットで調べたら、ビデオやDVDが出ているようです。
レンタルであればぜひまた見てみたい気もします。
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それまでそういう事をしたことはなかったのですが、何の風の吹き回しか
私が小学校5年か6年の時、好きだった漫画家の手塚治虫に年賀状を
出しました。ファンレターのようなもので、有名人でファンも多い手塚治虫のこと
まず返事をもらえるなんてことは期待はしていませんでした。読んでもらえさえ
すれば嬉しいと思っていました。

さて年賀状を出したことさえ忘れ去った、1月の下旬、
手塚治虫から年賀状の返事のはがきが届きました。      
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ご覧のようにはがきの裏は印刷されたものです。それでも返事が届いたという
事は手塚治虫が私の年賀状を読んだ、しかも返事までくれたと思うともうファンとしては天にも上る気持ちでした。裏は印刷でも表のこの宛名書きは手塚治虫本人が書いたものでは
と思うと嬉しくもあったのですが、
半面忙しい手塚のことたぶんアシスタントが書いたものかと疑う気持ちも。

手塚治虫の筆跡を調べたことないので現在まで、この宛名が手塚治虫によって
書かれたものかどうかはわかっていません。
 
20代半ば頃、高田馬場にある手塚プロのあるビルの近くで本人を見かけたことがありました。
トレードマークのあのベレーを被っていました。
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レトロな話題が多くなりつつあるこのブログ、今度は昔見て好きだった番組などについて語るカテゴリー「懐かしのTV」を追加しました。さてその第1弾としてこの番組。

NHKの「少年ドラマシリーズ」の第1弾として放送されたのが「タイム・トラベラー」。これは筒井康隆のSF小説「時をかける少女」が原作になっています。
突然タイムトラベルができる能力を持った少女と未来から来た少年ケン・ソゴルの物語で非常に人気があったらしく、脚本家のオリジナルストーリーによる「続・タイム・トラベラー」もつくられました。これは1972年度の作品ですが、その頃はビデオテープは値段が高く、NHKもよっぽどの作品でない限りビデオの作品は残さないでテープの再利用をしたらしく、この作品はNHKにも残っていないといいます。数年前視聴者のひとりがまだ珍しい家庭用のビデオを持っていてこの番組を録画してあり、最終話だけが部分的に残っていてNHKがそのテープをエンハンスメントして「NHKアーカイブス」で放送しました。

主演は島田淳子で後に浅野真弓という名前で歌手デビューを果たしましたが、それほどの人気はでなかったようです。後に柳ジョージと結婚なさったそうです。ケン・ソゴルは木下清という若い俳優が演じ一時期だけこの番組の影響でいくつか他の番組等にゲスト出演しましたが、まもなく消えていったようです。現在はトラック運転手をしているという情報があるそうです。
この「タイム・トラベラー」の成功で少年ドラマシリーズでは次々とSF物がテレビ化されていきました。

のちに角川映画が原田知世の主演で映画化していて、私より若い世代では「時をかける少女」といえば原田知世を思い出す人が多いと思いますがわたしには島田淳子の印象が強いです。映画では松任谷由実が主題歌を担当していました。

その後、南野陽子、中本奈奈、内田有紀、安倍なつみが「時をかける少女」を演じています。

さらに横道に逸れますが、いまやハリウッド女優として活躍している工藤夕貴はインスタントラーメンのCMで「時をかける少女」をパロディにした「お湯をかける少女」を演じました。
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d0000995_13565557.jpg   学習雑誌に旺文社の「中学時代」というのと、学習研究社の「中学コース」という2誌がありました。ほとんど似たようなつくりの雑誌で、読者の獲得にそれぞれ工夫を凝らしていました。学習研究社は「学習」「科学」という雑誌を小学生から学校を通して販売していて、その読者がつづいて「コース」を購読するように宣伝していました。
   中学生の雑誌から始まる「時代」のほうは新たな読者を取り込もうと色々な企画を立てていました。その企画に見事はまったのはこの私でした。
   4月号から6月号あるいは半年くらい予約購読すると全員に特典としていろいろな者がもらえたのです。その最後の愛読者プレゼントがこの「キーホルダーつきオルゴール」でした。小学生の時このプレゼントの広告を見て、とてもこの「キーホルダーつきオルゴール」というのが欲しくて、欲しくて親にねだって「中一時代」の予約購読をしました。
   プラスチック製の本の形をした縦5.3cm 横4cm 厚さ 2cm のオルゴールです。左手に見える歯車のような物を上のほうに指で回すと曲が流れます。曲は「エリーゼのために」です。物を大切にする私ですが特にこれは気に入っていたので大切に取ってあります。40年近く前になりますがご覧のように入っていた箱もちゃんと残っています。
   こういったものもいつか高い値段がついたりするのでしょうか。
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