カテゴリ:・読書( 17 )

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現在H.G.ウェルズの In The Days Of The Comet を英語で読んでいるのだけど、非常に読みにくい。SF だと言うので面白いかもと思ったのだけど、しかもタイムマシンや透明人間を書いた人という事で読みやすいのかな〜と思って読み始めたのだけど、相当集中しないと読めない。その理由の一つに一つの文章が長い、長すぎる。下の文を見てください。これで1つの文ですよ!

There we sang and bowed and heard sonorous prayers and joined in sonorous responses, and rose with a congregational sigh refreshed and relieved when the doxology, with its opening "Now to God the Father, God the Son," bowed out the tame, brief sermon.

この文だけ取り出して読むと意味は分かりやすいかもしれないけど、こんな風な長い文が次々と続くと頭と目が痛くなってきます。
まだ20ページしか進んでないけど、シチュエーションを理解するのも難しい。私の語学力のなさを痛感します。アメリカ人の読後の感想など読んでみると、かなり評価が高いけど、読むのに難しいとは書いていない。やはり私個人の問題らしい。

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作家のなだいなださんが8日に亡くなっていたそうです。
不思議な名前で名前はよく覚えていた作家です。スペイン語で「無と無」と言う
意味の言葉をペンネームにしていました。ヘミングウエイの「清潔な明るい場所」と言う短編にスペイン語でナーダ・イ・ナーダとか言う詩が出てきていたのですがその訳がナダでなく、ナーダだったので同じ言葉とは気が付いていませんでした。

記憶に残る名前の作家のわりには実をいうと彼の作品はせいぜい1つか2つしか読んでいません。しかし読んだ本はとても印象の強い作品でした。「クヮルテット」という中編の作品で題名から音楽に関係する話かと思ったら全然違うものでした。

ある法学部の学生が参考のためにと実際の裁判の傍聴をするのです。彼はその裁判が何の裁判が知らずに傍聴していたのです。裁判の様子を聞いているとある医師が被告のようでした。そして女の人がその事件の証言者いや被害者のようでした。しかし彼女が訴えているのではなく、検事が医師が法律を犯したとして訴えているようでした。学生ははっきりした概要がつかめず混乱しました。彼が聞いている範囲では
この医師が女性にある手術をしてそれが違法なので訴訟になったようでした。しかし、不思議なことにこの女性は医師に手術をしてもらったことに感謝しているのです。つまりこの医師はある違法な手術をしたのですが、それにより女性を幸せにしているのです。なぜ人を幸せにしたのにこの医師は検事にうったえられなければいけないのか?クヮルテットというのは学生、医師、証人の女性、検事の4人を指し、彼らの言葉で4つの視点から物語が進みます。


ミステリーではないのですが、この手術のネタがばれますので本を読みたい人はここまでにしていた方がいいかも。ばれても本として楽しめることはたのしめますけれど。














実はこの医師が行ったのは性転換手術だったのです。そして証人として呼ばれたのはこの手術を受けた女性(元男性)でした。この本が書かれたときは日本では性転換手術が違法な時代で、4人それぞれの立場でこの不条理な法律と向き合い悩む姿が書かれています。
私はテーマはもとよりこの作家の手法やストーリーの運び方に非常に感銘しました。

遠藤周作、北杜夫、そしてなだいなだ。私が若いころリアルタイムで読んでいた当時中堅の作家たちも次々と亡くなっていく年齢になっているんですね。
振り返れば自分も還暦が目の前にありますしね。
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実際に東京へ行ったり、来たりのトラベルをしていますが、このトラベルをするに当たり暇なので、
時間つぶしにミステリーを読んでます。まさにトラベルしながらトラベルミステリーに使っています。

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これら西村京太郎の文庫本のトラベルミステリーは姉から貰いました。西村京太郎の初期の頃の作品はよく書かれていて好きでした。
あまりに読みやすい本なので行き帰りの電車の中で読んでます。冒頭からぐっと読者をつかむ書き方は面白く一日1冊というハイペースで読み続けてます。
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新井さんは個展のために今、毎日東京まで通勤しています。お金がないので新幹線は使えないのでローカルいわゆる鈍行列車を使ってます。
駅から1時間半以上かかるので、この電車に乗っている時間を何とか楽しく過ごしたいと思い最初の2日ほどはMPプレーヤーを持っていって音楽を聞いて過ごしました。2日間でこれも飽きたので次は本を読もうと考えました。若い頃は新井さんは相当な読書家でしたが、年とともに読書の量が減り目も悪くなり、最近ではほとんど読まないと言う状態でした。家には若い時に買って読もうと思っていた文庫本などがたくさんあります。そこでかなり厚い(737ページ)井上靖の「夏草冬濤」という小説をこの個展期間中に読むことにしました。ところがこれがなかなか面白くしかも読みやすい小説でなんと2日間で読み終えると言う偉業を達しました。もっと井上靖を読みたいと思っていたらこれまた未読の「猟銃・闘牛」という短編を集めた200ページほどの文庫本が本棚にあり次にこれを読もうと思いました。そうしたらこれまたなかなか面白い作品で1日で読破。次はと思っていたら立原正秋の「冬の旅」があり、これも読んではいませんでした。この作品は1970年テレビドラマ化されてストーリーが面白そうなので原作を読みたいと思って買ったのですが長くて読む気力が本を買った頃はなくそのままにしていました。今回思い切って読み始めました。当時のドラマの配役を思い浮かべながら読み始めたのですが、あの頃の配役は年齢が原作とはかけ離れていましたね。主人公は高校生なのにあおい輝彦だったし、大学生の息子はなんと田村正和で年齢がちがう~と思ってました。純文学と言うにはちょっと
大衆的ですが、読む文にはとても面白いですね。
こんな事で電車通勤は読書、画廊でもあまり人が来ず読書の読書三昧をしています。
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女優の沢村貞子の書いた「わたしの茶の間」というエッセイがあります。この本は新聞や雑誌などに発表したエッセイを一冊の本としてまとめた物です。
この本が出版された頃(1982)、少し話題になり朝の番組などで取り上げられる
ことがあり、読んで見たいと思いながら当時値段もちょっと高く、買うのを躊躇していて、いずれ文庫本で出たら買おうかと思ううちに時が流れ記憶の片隅に忘れ去られていきました。

数年前、ゴミの日に他のゴミにまぎれて、いくつかの本がまとめて捨ててあるのを見つけました。多くは興味をそそらない物でしたが、その中で面白そうなタイトルの物を数冊拾いました。そしてその中に「わたしの茶の間」がありました。

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最近ときおり、暇な時間があったりするとぽつぽつと短い文章をすこしづつ読んでいます。いまならブログに書く日常の出来事をつづった何気ない生活や思い出などの断片ともいえるものです。
簡単な文章で、きどらず素直に書かれているこのエッセイ集は読んでいて気持ちの良いものです。

きょうは『しあわせ願望』というところを読み感心しました。
しあわせとは何かを問いただし、彼女は

『毎日の暮らしの中で「ああ嬉しい」を感じる、ちいさな点のようなもの。その点が、ひとつよりふたつ、三つより四つと、数がふえて線になってゆくように。』

しあわせが『点』ととらえた沢村貞子の感性に同感しました。確かにしあわせとは永久に続いていく事はないもので、「うれしい」という感情の積み重ねにより、その点が線になるもので、その「うれしい点」を多く持つ事が
人生でしあわせなことなのかもしれません。わたしも多くの「うれしい点」を一つでも増やして行きたいと思いました。
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この岩波文庫の「カラマーゾフの兄弟」大学生の頃に買いました。第1巻から第4巻までの長編です。
いさんで読もうかと思ったものの、数ページで意欲が挫けました。そしてその間何回か再び読み始めようとは思うのですが、ページを開くと細かい文字とわかりにくいロシア人の名前に辟易して読む気になれませんでした。

しかし、今度こそと読み始める事にしました。ゆっくり内容を咀嚼しながら丁寧に読んでます。
しかし、この訳は何だ!!
米川正夫と言うロシア文学の権威のような人だと思っていたのですが、ものすごくわかりづらい訳で、何か直訳的な訳で日本語としてこなれていません。
この岩波文庫版は昭和2年に第1版がが出て、改訂版が昭和32年に出版され、私の持っている版は昭和48年の第35版です。しかし、この訳文で改定されていると言う事は以前の翻訳はどんなものだったのでしょうか。あるいは、その当時の人はこういう訳文に慣れていたんでしょうか。いや、このカラマ=ゾフの兄弟の訳はいたずらに日本語としてはまだるっこしい言い回しが使われ過ぎていると思う。若い時に読み進めなくて当然でした。読み進めた人は偉い!

たとえば
「巌壁らしい感じのする高い所から、かなり深い急流に身を投じて死んでしまった」
なんですかねこの「厳壁らしい感じのする高い所から」という訳文。何か不自然でしょう?「厳壁らしい感じのする」なんて普通の人は絶対言わないと思います。「厳壁に似た高所から、深い急流に身を投げて死んでしまった」と言ってくれればすんなり読めるのですけどね。こう感じるのは私だけでしょうか?
とにかくこういったまだるっこしい訳文が続いて相当集中して読まないと何を言っているのかわからなくなってしまいます。

それからこの岩波文庫の装丁ですが、こういった装丁が岩波文庫の特徴だったことを知らない人がいるんですね。私の家に訪ねてきた若い人が、このカラマーゾフの兄弟の文庫本を見て「何これ、オブラートに包まれている」という発言を聞き、私も歳をとったな~とがく然。昔の文庫本は今みたいにカラフルなカバーはついていなかったんですよ。
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この「ミッドナイト・ボイス」、ホラーサスペンスと言うことで興味を持って読み始めたのが5月頃でした。表紙もご覧のように何か不気味な感じで、面白そうでした。

ところが、なかなかホラーにはなっていかない。時々ホラーっぽい記述が混じりながらも話してしては、夫を亡くしたばかりの女性が二人の子供を育てる事に苦労している話が続き、やがて理想と思える裕福な男性と知り合い、再婚をする・・・という話が本の半分以上掛かって語られるのです。私は騙されたような気になりました。結婚後、夫の急に態度が変わり、暴力夫になりホラーが始まると思っていたらそうでもありませんでした。ど、どこがホラーサスペンス?
興味を失い、この本を続ける事が出来なくなりました。
しかし、一応読み始めた以上は読みきろうと思い、最近再び読み始めました。
本の全体の3分の2ほどからやっとサスペンスらしくなり、ホラーぽっくなって来ました。

しかし、なんだろうな~この展開。「ローズマリーの赤ちゃん」ぽい話かと思っていたら、ちがうんですね。ちょっと安っぽいホラー映画のような展開にちょっとがっかり。

サスペンスホラーの作家として日本でもある程度人気はあるようなんだけれど、
確かに登場人物の描写とかは上手くて、いいんだけどあの展開は何なんだと言いたくなりましたね。むしろ、ホラーぽッくなる前の話の時の方がまだよかったと思いました。

ソニーマガジンズから日本語訳もでている様です。日本版のタイトルは英語をカタカナにしただけの「ミッドナイトボイス」。これより「真夜中にひびく声」のほうがホラーらしいでしょう?
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昨日今日とちょっと体調が悪く、更にこの寒さで仕事をする気になれず、
久しぶりの読書にほとんど丸2日費やしてしまっている。昔は本当によく読んだものだが
最近は目が疲れるためと、集中力がなくあまり読んでいなかった。
たまたま姉から読んでみないと1,2ヶ月前に3,4冊の文庫本を渡され、しぶしぶ読み始めた。
最初の2冊は推理ものだったので、案外すらっと簡単に読めた。

しかし、3冊目の本は普通の文学書でちょっと読むのに気が重かった。裏表紙に内容が簡単に紹介してあるのを読むと22歳の女主人公の前に15歳の男の子が現われ、10年後の12月5日にあなたに結婚を申し込みますと言うような手紙を渡して人ごみに消えていく。果たして約束は守られるのか、みたいな紹介文がありちょっと興味を持ち読み始めてみた。

それは宮本輝の「約束の冬」という小説で、宮本輝の作品は初めてでした。読み始めると主人公が女性でしかも小説の始めに確かに少年が求婚の手紙を渡すと言う話はあるのですが、主人公のそれからの10年間の話が綴られていき、あまり興味がもてなくなり、第1章の途中でしばらくそのままにしていました。

そして今週再び読み始めたところ、話の展開が変わって俄然私は興味を持ちました。この本は上下700ページ近くある長編ですが、4,5日で7,80ページのペースだったのにあとの600ページは2日で読破してしまいました。一つにはこの本は2人の主人公がいてもう一人は先の10年後の32歳の女性、もう一人は54歳の男性で私と同じ年と言う事で感情の移入がしやすかったと言う事もあったようです。

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もう一つ今日一日で読破した作品が遠藤周作の「スキャンダル」という作品。この小説は謳い文句に「自ら築き上げた文学領域を打ち破る画期的書下ろし」と宣伝してあり、興味深く読みました。この作品は遠藤がノーベル賞候補に上がった時ポルノ小説と評価され、受賞を逃した一因と言われている作品です。私はどんな内容かはっきり知らずに読んだのですが、性がテーマにはなってはいますが、今までの遠藤周作から一線を引く、画期的というほどの作品ではないと思いました。これにちかいような作品「月光のドミナ」を50年近く前に書いています。もう一つこの作品で気付いたのは「わたしが・棄てた・女」の主人公と同じ名前の「森田ミツ」という名前の女の子が出て来る事でした。

調子に乗って今日は更に遠藤周作の「深い河」を読み始めました。
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ブックオフの立ち寄ってみた。
105円のコーナーにまだ読んだことのない北杜夫の本と遠藤周作の作品を見つけて
買いました。実を言うと日本で本を買ったのは久しぶりの事。
遠藤周作の本はハードカバーなのに105円とは安いと思いました。
北杜夫は「まっくらけのけ」というタイトルの短編集と「大結婚詐欺師」(これは初版本でした)というユーモア小説。

「まっくらけのけ」を早速読んでみました。まず気づいたのは、昔と比べて文字が大きくなり
文庫本も読みやすくなったということ。もっと最近の本は更に文字が大きくなって読みやすさが増しているようです。
「まっくらけのけ」という作品の題名からユーモアのある短編と思っていましたが、そうではなく
著者の子供の頃の遊びを題材にしている作品でした。自分の子供時代を思い出させて、
何か懐かしい雰囲気を感じました。だいたいこの短編集に収録されている作品は小説というよりエッセイに近い感じの作品が多く、北氏の実体験を書いた物が多くありました。
異質な「けだものは」と言う作品はどこかで既に読んでいたと途中から気づきました。
たぶん文芸誌に発表された時に読んだものだと思います。

ちょっと長めの「或る死」と「或る生」と言う作品も年老いた北杜夫の日々の暮らしなども
垣間見られ、興味深く読めました。
久しぶりに満足感のある読書をしました。
まだあと2冊あるので楽しい読書の時間を持てそうです。
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こんなバーチャル本棚のブログがあったんですね。
面白いので借りて、いくつか本を登録してみました。
昔読んだ本を中心に集めてみようかと思います。
アフィリエイトもできるようですが、それはまだ登録していません。
私の読書傾向など知りたい人には格好のブログ。・・・・でも興味ないですか。

本棚の本は背表紙か下のように表紙を表に向けて並べられます。
昔本の集めていて本がたまっていくのが嬉しかった記憶がよみがえります。
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バーチャルなのでお金もかからないし、場所もとらないので集めるのが楽しくなります。

エキサイト以外のリンクにある「私の本棚」をクリックすると私の本棚を見られます。
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