危機一髪が連発の日本帰国 (後編)

「早く行きなさい」と言う係員の指示に従い、もう必死に40番ゲートに向かい猛ダッシュ!
しかしここの搭乗ゲートは良くある、通路の両側に奇数、偶数の数に分かれて左右に並んでいると言う搭乗ゲートではないのです。通路の片側に数字の順番に搭乗ゲートが並んでいると言う空港なんです。しかもテキサスの広さを誇示するかのようにゲート間がゆったり間隔を置いて並んでいると言う代物。普通なら「あ~、ゆったりしていいターミナルだな~。」と言う感想を持つのですが、こんな急いでいる時は無駄に広くゆったりした空間が恨めしい。

とにかく人を掻き分け、左右に避けながらがむしゃらなひとりマラソンの始まりです。しかし、あまりにも長い40番ゲートへの道のり。どんなに走っても走ってもなかなか番号が進んでいかない。相当走ったと思ったのに、まだ20番代。40番ゲートははるかかなた。老骨に鞭打って走る私は息絶え絶え。苦しい!でも止まるわけには行かない。う~~、死ぬ!くそっ、心臓麻痺で死にそうだ。死んだら訴えてやる。死んだら訴えられないか。とか考えながら闇雲に走る。しかし、私の足の速度は落ちていく。せっかくダラスに着きながら後ちょっとでと言うところで乗り遅れてしまうか。ふと顔を上げると・・・・・・近道が!
この空港は一直線ではなく弧を描いて曲がっているのである。つまり弧に沿って進むと長い距離を行かなければならない。ところがそこにその弧を突っ切る半径の線のような直線の近道があるのであった。私は神の救いかと思い導かれるようにそちらの方向に進んでいった。そこを出ると33番くらいのゲートでいくつかのゲートを飛ばした格好になった。あと7番ゲート!しかし、その7番ゲート分も汗まみれで息が切れている私には欲しいものがすぐそばにあるのに届かないと言った感じなのでした。最後の力を絞って、やっとゲートにたどり着くと、
「では、スタインバイの人の名前をこれから呼びます」と言うアナウンスが!間一髪、スタンバイの人に席を奪われずに済みました。
ロス行きの飛行機に乗り込むと、完全に満席でした。ちょっと遅れていたら私の席は本当になかったですね。

とにかく私はロス行きに乗れましたが、荷物はと思った時、多分あれだけの短時間では荷物はこの飛行機には積めなかっただろうと思いました。荷物は遅くなってもとにかく日本について、航空会社が何とか自宅まで届けてくれるだろうと思い、気を回さないようにしました。

いずれにせよあの緊急事態を乗り越え、このロス行きの飛行機に乗れたことが大事で、あとはロスから日本への便に乗るだけ。ここまでくれば大丈夫だろうと思いながらも、油断は出来ないだろうと思いました。

ロスへの飛行機は何の問題なく、スムーズに飛行を続け、ロスに到着しました。フライトアテンダントの乗り継ぎのアナウンスがありました。また、ダラスのようにとんでもなくとおいゲートだったらどうしようとはらはらしながら到着ゲートと出発ゲートの番号を耳に全神経を集中して聞き入りました。
「この飛行機はゲート40番に到着します。(う、やな予感。ダラスの40と同じ)そのあといろいろな目的地とその出発ゲートをアナウンス。そして私の乗る飛行機の番が。
「次に東京へお向かいの人は・・・・・」

 ドキドキ  



「ゲート番号・・・・」



頼む、近くであってくれ!



「ゲート番号は41番です」


 へっ!?

そう、東京へのフライトは到着ゲートの向かい側でした。なんか拍子抜け。これがダラスでのゲートだったらな~と悔しさがこみ上げてきました。

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おわり
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by Marrrsan | 2008-01-21 21:44 | ・私的周辺雑記 | Trackback | Comments(16)
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Commented by トミー at 2008-01-22 01:52 x
やったぁ!
思い出に残る旅でしたね。
ご無事で何よりでした。(笑)
Commented by hana at 2008-01-22 02:57 x
よかったぁ~、間にあって。 読んでて、ドキドキしてしまいました。

私だったら、絶対に無理でした。



Commented by 守屋 at 2008-01-22 04:17 x
ご本人には申し訳ないですが、上質のサスペンス小説のようでした。それにしても、アメリカという国は広いんですね。
Commented by genova1991 at 2008-01-22 05:03
やっぱりアメリカンなのね!
私の友達も似たような状況で乗換えに走らされて、ひどい目にあい2度とアメリカンAAA?には乗らないと怒っていました。
だって一緒に走っていた白人の老人が心臓麻痺で倒れたそうですよ!友達は乗り継ぎ便に乗れたから(国内じゃなくて、南米便なので乗れないと次がないのよ)その人がどうなったかわからないそうですが……。
ま~さん、生きて帰れておめでとう!
Commented by taishiho at 2008-01-22 08:26 x
いや~、ハラハラドキドキの前編、中篇、後編を手に汗を握りながら読破しました。心臓麻痺で倒れなくてよかったですね。ご無事で日本に帰れて何よりです。やっぱり地球は広いですね。
Commented by Marrrsan at 2008-01-22 10:45
●トミーさん
今回はハラハラドキドキの旅行でした。
おかげでブログの良いネタが出来ました。(笑)
Commented by Marrrsan at 2008-01-22 10:47
●hanaさん
ダラスで連れがいたら、まず間に合わなかったですね。
一人だったので、何とか間に合いました。
2度とは経験したくありませんが。
Commented by Marrrsan at 2008-01-22 10:50
●守屋さん
いあー、アメリカは広いです。
広すぎて困ります。コンパクトな日本やイギリスが良く感じるときがありますね。
Commented by Marrrsan at 2008-01-22 10:54
●genovaさん
もうちょっと余裕を持ったスケジュールのフライトの予約を取ってくれればいいのですがね。予定通りに行けば確かに待ち時間の短いほうが便利ですが、飛行機は何が起こるかわからないから大変です。やはり2時間は余裕が欲しいものです。
私は懲りずにまた、アメリカンに乗るかも。
Commented by Marrrsan at 2008-01-22 10:56
●taishihoさん
ロス行きの飛行機に乗ってからは、のどを少しやられてしばらく咳き込んでました。終わって見ると笑い話になりますが、やはり当座は神経も体もすり減らします。
Commented by gionbayashi at 2008-01-22 20:16
良かったですね。 こちはゲートでゆっくりと待ってたら乗り遅れた話。
フランクフルト空港(日本からの乗り継ぎ)、ワルシャワ行き。
30分前にゲートに入る。 目の前にルフトハンザ機がワルシャワ
から到着。 目の前に飛行機が到着しているのだが搭乗が始まらない。
出発予定時間から1時間後、どうも様子がおかしいとゲートの
係員に「まだか?」、係員「そのフライトはずっと前に出発しました」
エッ。ゲートにかかっている札をみると別のフライトに変わっている。
いつの間にかゲート番号が変更になったらしい。 ドイツ語の
アナウンスだから聞いていてもわからない。 指示されたカウンター
へいったら、「あなたで5人目です、次のフライトは満席、その次
のフライト予約しましたのでそれでワルシャワへ行ってください、
よくあることです」
Commented by ようこ at 2008-01-22 21:34 x
ほんとに まぁ~ お疲れさまでした(^-^)
そして お帰りなさぁ~~~い!
Commented by lanova at 2008-01-22 23:57
無事帰国、良かったですね。ご苦労様でした。で、お荷物はどうでしたか?以前、LAからシカゴまでフライトするのにゲート前まで行って乗れないことになり、その日は家に帰り、翌日またフライとしたんですが、荷物だけは前日にシカゴに到着していました。盗まれなかっただけでも幸いでしたよ。
Commented by Marrrsan at 2008-01-23 00:48
●gionbayashiさん
いろいろ旅をなさっているようなので、そういった経験談もgionbayashiさんのブログに書かれてはいかがでしょうか。私のコメント欄に書くだけではもったいない気がしますね。  
Commented by Marrrsan at 2008-01-23 00:49
●ようこさん
どうも帰ってきました。
と言ってもまた行きますが。
帰ってきたのはいいけど寒くていやになってしまいます。
Commented by Marrrsan at 2008-01-23 00:54
●lanovaさん
昔、荷物が出てこないで困ったと思った事がありました。
でも、一つ2つ遅れの便でニューオーリンズに着いて、翌日航空会社が家まで宅配してくれました。大きな荷物だったので、遅れてくると配達してもらえるので楽だな~と思いました。