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連載 ベッドの上で3ヶ月(3)  同室者K 1

私の罹ったというか、発病した急性肝炎B型というのは多くは母子感染によるものが多いといわれる。幼児の頃感染しウィルスを持ってしまったキャリアーだったと言うことである。案外日本人と言うかアジア人にはキャリアーが多いと聞いたことがある。キャリアーなのでいつ何かをきっかけに発病するかもしれないのである。また、一生発病しないでいる人もいると言える。
私もこのキャリアーだったと言われました。発病の頃はウィルスの数が多くなり、つばとか体液、血液、排泄物をとおして感染する可能性があるらしい。それで一応他の患者から隔離されることになる。

私も医者に肝炎を宣告され、感染の危険があるようなことをいわれ、大部屋で非常に居心地が悪かったのですが、医者の無神経な言動があった翌日午後に幸い二人部屋が空き、そちらに移される事になりました。
常に身体を横たえていなければいけないという病気なので、自分で起きて歩いていけるくらいなのですが、大部屋のベッドから移動用のベッドへとそれから二人部屋のベッドへの移動は看護婦4、5人がかりでシーツごと持ち上げて移し変えられました。

6人もの大部屋から2人部屋は気が楽で状況がかなり改善されたと思いました。
さて、これからこの部屋で一緒に過ごす相手はどんな人かと少し不安もありました。とってもいやな鼻持ちなら無い奴なら、耐えがたい入院生活になってしまいます。

同室になった男はKといい、私より4つくらい年上でした。なんと私と全く同じ日に、同じ病気で入院していたと言うことでした。私の心配は杞憂でKは人当たりがよく、話が面白くなかなか楽しい人でした。さてこれからひと月くらい私とKの同室生活が始まるのでした。

つづく
Commented by ladyinnj at 2007-06-29 06:12 x
伝染性のものでもすぐには隔離したりしないんですね。
同質のほかの方も嫌だったでしょうが、ま~~さんも以後語地悪かったですね。
同じ日に同じ病気で入院した二人が同室になるというのも何かの縁でしょうか。
このあと、お互い慰めあいながら、楽しい入院生活が続くんでしょうね。
Commented by genova1991 at 2007-06-29 10:20
↑ 楽しい入院生活なんてあるんですか~????
(同質の人がギャグ満載人間とか?)
不愉快な目に合われて大変でしたが、動いてはいけないというのも、
動けるのに辛そうですね。知り合いに喉の手術をした人がいて、じっと上向きに寝ていないといけないのが、何より辛かったと言っていました。
やっぱり入院はしたくないわ~。
レディさんもそういえば、300万円の入院生活をされたのですよね。
健康が一番!
Commented by marrrsan at 2007-06-29 12:28
●ladyさん
ほんとですね、私も何故もっと早く隔離しなかったのだろうと思いました。
たぶん感染と言ってもそう簡単には感染しない性質のものなのでしょう。
家族も者は面会が許されていましたし。

●genovaさん
怪我や重い病気の入院よりは苦しむことが無く、楽な入院生活でした。基本的にはただ寝ていれば良いだけでしたから。ぐうたら生活をしろと言われているのと同じでした。
ただ入院と言うと自由が奪われますね。それが我慢できれば肝炎の入院は天国みたいなもの。くちゃねしていれはいいのですから。
by marrrsan | 2007-06-28 23:45 | ・回顧 | Trackback | Comments(3)