おばさん

食料品の買い出しを終えて、自宅へ向かい歩いていました。すると、誰かが読んでいる声が。でも私にはこの近所で声をかけてくれるような知り合いは無く、私ではないと思い振り向くこともなくずんずん歩いて行きました。でも呼ぶ声は依然聞こえたので、振り向くと一人のおばさんがどうも私を呼んでいるようです。私は立ち止まりそのおばさんが私の近くに来るまで待っていました。おばさんは私の傍らに来ると、
「この荷物持って頂戴。息が切れて死にそう。はい。」
「えっ」と私は思いました。
全く見ず知らずの私に突然荷物を持ってほしいというこのおばさん、何者?

先ず私が思ったのは、何か裏があるのではないかという事。
アメリカにいたとき、下手に親切心を出して人を助けたりするとちょっとした事でたすけたことがあだになり、
反対に助けた人に訴えられたりすることがあると聞いたことがあるからです。

荷物を持ってくれと言いながら、突然人の多い場所に来たら
「助けて~この男があたしのカバンを盗もうとしている~」
なんて事が起こるかもしれない。
「この荷物に財布を入れておいたのに、無くなってる。この男が荷物を持ってあげると言って、その時に抜き取ったと思う」
なんて濡れ衣を着せられそうで、私は断りたかった。
「私は何度も事故にあって、体が弱くなっているの。じゃあ、このかばんの取っ手の一つを持って。二人であの信号までいきましょう。」と言い、有無を言わさずカバンの2つある取っ手の一つを私に持たせました。
私はあの信号までならと、いやいやながら持ちました。
信号まで話をしながら歩いて行くと、彼女はカナダに住むイタリア人で昨日まで旅行でキューバにいた。キューバは良かったけれど、寒波が来ていて寒かったと言うようなことを話しました。さて信号機のそばまで来たので、「じゃあ、私はここで右に曲がるので」と言うと
「あら、良かった。私もこの信号をみぎにいくのよ。」
「ええ~~~」と内心思う。

とに角そう悪いおばさんではないみたいだったけれど、まだ私は完全に信用してはいませんでした。
やがてその道の突き当りに来ました。私はここを右方向に。彼女は左方向に行くことになってました。
でも彼女は未練がましく、「ねえ、できたら家までこの荷物もってくれない」
私は下手にかかわりたくなかったので、「アパートがすぐそこなので、、、」
「あなたは良い人ね。電話番校を教えて。友達になりましょう。」
私はこんな図々しいおばさんとかかわりを持ちたくなかったので、うまく誤魔化しさっさと立ち去りました。
さすが人種の坩堝のカナダ。アジア人の私に臆面もなく話しかけ荷物を持ってと頼み込むこの度胸。
大阪のおばさんも顔負けか同等でしょうか?
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by Marrrsan | 2016-02-21 12:57 | ・私的周辺雑記 | Trackback | Comments(2)
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Commented by shinia62 at 2016-02-23 13:42
何とも微妙な出来事ですね。親切にしていよいのか。警戒するべきなのか。私の町でこんな事が有ったら警戒します。
Commented by Marrrsan at 2016-02-23 23:25
●さむさん 普通は警戒しますよね。そこがカナダののんびりしたところだと安心していいのでしょうか。