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安普請のつけ

両親の代にたてたお墓が古くなりところどころ傷んできていました。
思い切って立て直す、、、ではなく改装しようと言う話になりました。
ところが簡単に行かない理由がありました。写真で見るとわかるように
一つの墓地に2つの墓石が建っています。これは母親が彼女の従姉妹と共同で
建てたものです。母と従姉妹はともに婿養子を迎えていて女同士が仲が良く、
安上がりにするために共同で建てたお墓です。

しかし時代が変わり、墓地の傷みに墓の管理を引き継いだ姉は改装しようとしまた。特に周りを囲む塀の部分が私たちの墓の方が何故か傷み方がひどく改装を考えたのですが、ここで共同でつくった墓地と言う事が問題になりました。入口の階段が一つになっている片方の塀だけ改装するのはまずいことになりました。という事で母の従妹の家に墓全体の改修の相談に行き、改修だけでなくこの際墓の敷地を完全に独立、分離しようと言う話を持って行ったのです。あまりお金をかけたくない従姉妹の家はとうぜんですが乗り気ではありませんでした。しかも塀の傷み方はそれほどひどくないので余計に乗り気ではありません。
とにかく作る時には安上がりにしたいがために同じ敷地内に建てると言うのは正解だったかもしれません。しかし墓の建築も安上がりにしたために傷みが早まったことも事実です。やっぱり安普請は損をする。

安普請のつけ_d0000995_10131293.jpg

しかし、なんとか説き伏せついに墓地の改修工事を始めることになりました。今日は大安という事もあり、工事初めのお浄めと鍬入れならぬ一部取り壊しを始めることとなりました。お浄めは何をするのかと見ていたら、墓の周りや墓石にこれでもかというほどの酒をかけまくり、墓地がさけくさくなりました。そのあとこれもこれでもかというくらい塩を撒きまくり、墓地がしょっぱくなりした。(なめたんかい!)

とにかくこれで墓も分離され、見た目にも新しくなり、私たちの世代の墓地の管理の責任は(と言って私は何もしてませんが)済ませたと言えます。
by Marrrsan | 2013-10-19 10:14 | ・私的周辺雑記 | Trackback | Comments(0)