偶然

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1991年の6月に今お世話になっているニューオーリンズの画廊で初めての展示、3人展をさせていただきました。本当は2人展の予定だったのですがギャラリーの人が私も入れて3人展に急きょ変更してくれたのです。

その時Kと言う日本人ジャーナリストがニューオーリンズに住んでいて、私も彼女から当時一度取材を受けたことがあり、3人展の案内状を送っておきました。彼女は当時日本人観光客のガイドみたいなことをアルバイトでしていたようです。知り合いには面倒見のいい人で私の絵の宣伝もよくしていただいていました。そしてその頃日本からある会社の社長さん夫婦のガイドを頼まれた彼女は一通りニューオーリンズの観光地を回った後、日本人の画家が展覧会をやっていると言い、ギャラリーにその夫婦を連れて行ったのです。社長さん夫婦は私の作品を気に入ってくれて、2点か3点購入してくれました。その報告をKさんから受けて後でこの夫婦に会いました。彼らは宝塚に住む帽子会社の社長さん夫婦でした。東京の青山にも帽子の店を出しているとの事でした。不思議なことにアメリカでの今のギャラリーで最初に私の作品を購入していただいたのはこの日本人夫婦でした。それから2,3年は手紙のやり取りとか日本での展覧会などの葉書を送ったりして連絡を取り合っていましたが、やがてとぎれました。

Kさんが日本に戻り、彼女から彼らの消息は聞いてはいました。そして3,4年前だったでしょうか、Kさんが奥さんと連絡を取ってギャラリーに来てくれたのです。正直言って顔の記憶がなく、初めて会う気がしました。でもとても気さくな人で楽しい時を過ごせました。でも普通は宝塚に住んでいるので東京の個展もあまりこれないという事で私は最近では案内状なども出さなくなっていました。

その奥さんがなんと今日画廊に突然娘さんと現れました。
私は最初Kさんが私の個展を東京でやっていると知らせたので画廊に顔を出したのかと思っていたら、そうではなくまったく偶然用事がありこの通りを歩いていたら私の名前が書いてある看板に気づきやってきたという事でした。
知り合って22年ぶりにニューオーリンズであった人と東京で偶然会うと言うのも不思議な運命です。それも普段は宝塚に住んでいる人ですからねえ。

K さんにメールでこのことを知らせると、彼女も驚いていました。
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by Marrrsan | 2013-06-08 22:26 | ・私的周辺雑記 | Trackback | Comments(0)
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