シャボン玉ホリデー
2005年 09月 14日
この番組はもともとはザ・ピーナッツがメインでクレージーキャッツがサポートするバラエティーとして企画され、タイトルも「ピーナッツ・ホリデー」というのが製作者側の意向だったのですが、スポンサーの牛乳石鹸がタイトルに「シャボン玉」をつけて欲しいと指示され、「シャボン玉ホリデー」というタイトルになったという事です。この頃は(昭和30年代)番組のタイトルにスポンサーの名前を付けた番組が多かったように思います。30分番組だと単一スポンサーが多く可能だったのでしょう。覚えているので「ニッケ アベック歌合戦」とか「ロッテ歌のアルバム」有名ですね。
番組の構成(脚本)作家も今となると有名な人たちがかかわっています。構成作家という枠を飛び出した人では前田武彦、青島幸雄などがいます。そのほかにも塚田茂(夜のヒットスタジオ)、河野洋、前川宏司といった、バラエティ番組によく見かけた構成作家の名前が連なっています。
渡辺プロがテレビ界に強い影響力をもっていた時代で、「シャボン玉ホリデー」にはほとんど渡辺プロのタレントたちが出演していて他のプロダクションの人が出るのはまれだった様に思います。渡辺プロの新人はこの番組から売り出すということもしていたのでしょう。布施明と奥村チヨが私には一番記憶に残っていますが、梢みわとかそれほど売れなかった歌手も私は覚えています。
コメディアンも新人がいろいろ出てきました。
クレージーキャッツの付き人などをしていた人にデビュウのきっかけなども与えていたのでしょう。なべおさみ、小松正夫などが成功したコメディアンではないでしょうか。とくに小松が「いや~ん。いや~ん」とか言うギャグで登場した時は何だあれはととても強い印象があったのを覚えています。
そしてもちろんこの番組によく出たギャグ植木等の「およびでない」とか谷啓の「がちょ~~ん」とか「青島だぁ」は誰でも知っていますよね。ピーナッツとハナ肇の演ずる貧しい家庭のコント「おとっつあん、おかゆが出来たわよ」というのも忘れられないものです。
まさに歌あり、コントありの盛りだくさんの内容で日曜の夕方を楽しく過ごせたものでした。
番組は昭和36年から昭和47年まで約11年間、596回にわたって放送されました。日曜の午後6時半という放送時間は昭和44年から始まった「サザエさん」にその人気は奪われ下降線をたどり、内容もそれほどたいしたものではなくなっていった気がします。
私はあまり見ていなかったせいか、記憶もおぼろです。
「おとなのまんが」だったかしら、クレージーキャッツの短いコント番組がありましたよね。あれは好きでした。今度取り上げてくださいね。
「大人の漫画」ありましたね。クレージーキャッツの5分間ぐらいのばんじみでしたね。調べてみます。
●novaさん
タイガースも渡辺プロですね。私にはタイガース以前の「シャボン玉ホリデー」の記憶が強いです。「夢で逢いましょう」もよく見ていましたね。
●まどかさん
何回見てもあのコントは面白かったですね。いつ植木が出てくるかい間か今かと思いながら見ていました。