ブラサードの叫び
2005年 09月 06日
「大切なことだから言いたいのは昼夜休むことなく働きつづけた公務員たちに感謝したいということ。彼らはもう疲れきっているんですよ。医者や、看護婦たちも。
そして最後に一つのエピソードを話しておきたい。そうすればわたしはもう黙るから、あなたたちの言いたいことを私に言えばいい。
この非常事態管理局の建物にいる職員のことなんだ。彼がほとんどここの管理をしているんだが、彼の母親はセントバーナードの(注:最も水害のひどい地区。ほとんどの家屋は屋根まで水没している。)老人養護施設にいたんが、その施設に閉じ込められたままになっていたんだ。毎日彼の母親は彼に電話をして息子に助けを求めていた。「お前が助けに来てくれるのかい?誰か助けにきてくれるのかい?」彼は答えたよ「もちろんさ、母さん。誰かが必ず救助に行くよ。
火曜日には母さんを助け出すよ。水曜日には誰かが必ず行くよ。 木曜日には絶対誰かが助け出してくれるさ。金曜日には救い出しに誰かが行くから。」
そしてその金曜の夜、彼の母親は溺死したんだよ。(ブラサードは話しながら泣いていた。)
誰も助けには来てくれなかった。誰もこなかったんだ。政府の事務官は約束したんだ。誰もが約束したくせに。やつらは記者会見なんか開いていた。記者会見なんかしていてどうなるんだ。会見なんかするひまが有ったら、ささっと援助をよこしてくれ。」
まったく政府は普通の単なるハリケーンの災害くらいで、ローカルのレベルで解決できると高をくくっていたのでしょうか?
●けこさん
ある記事によるとウォールマートはすぐにトラックで食料を避難者に供給とかカナダの消防隊員でさえ4日目には救助に来ていたというのに、アメリカ連邦政府の救助は一番最後でした。ホームランドセキュリティなどという部署を作りながら全然安全を確保していませんね。テロしか考えていないのでしょうね。